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映画「ズートピア」感想ネタバレあり解説 ディズニーの訴える差別と偏見のメッセージ

どうも映画ライター草食ウルフです。

ディズニーデラックスの無料体験でズートピアを見ましたのでレビューしてみます。

もう名作ってのはわかっているんだけどディズニーって子供向けで結局ハッピーな感じで終わる単純な話なんでしょ?

って思ってみたらむちゃくちゃメッセージ性強くて考えさせられる作品だったので視聴した勢いそのままで書いちゃいます。

動物たちの楽園ズートピアで、史上初のウサギの警察官となったジュディ。立派な警察官を目指して意欲満々の彼女だったが、周囲は小さなウサギに務まるはずないと半人前扱い。折しも、巷では14件もの連続行方不明事件が発生、警察も捜査に追われていた。しかしジュディに与えられた仕事は駐車違反の取締り。不満を抱えながらも違反切符きりに奮闘するジュディに、ある時ついに捜査に参加するチャンスが巡ってくる。しかし与えられた時間はたったの48時間。しかも失敗すればクビという厳しい条件が課されていた。そこでジュディは、この街をよく知る詐欺師のキツネ、ニックに協力を要請、2人で少しずつ事件の核心へと迫っていくのだったが…。

ズートピアのここがスゴイ!差別と偏見に対するメッセージ

ディズニーってことは子供向けの話でしょって思ってみてみたら

なんとディズニーから差別と偏見に対してのメッセージが込められていたのです。

物語の中での肉食動物、草食動物を黒人、白人に置き換えるとアメリカでの人種差別問題の話と捉えることができるのです。

かわいいはハラスメント

ウサギのジュディがウサギからかわいいと言われるのはいいけど、他の動物からかわいいって言われるのはイヤだというシーンがありました。

黒人同士のあいさつでは仲間内でニガーと呼び合うことがあるようですが、白人が黒人にニガーと呼ぶと侮辱になってします。

また、最近ではおじさんが若い女性にかわいいなんていうとセクハラと言われるような時代ですからこれもハラスメントですね。

あとは副市長の羊の頭のふわふわを触るのもアメリカでアフロヘアーのちり毛を

ふわふわだからさわるってのもご法度なのでこのあたりの描写もつながっていきますね。

あとはキツネという生き物は嘘つきで、信用できないというレッテル貼りもありました。

転売ヤーにも偏見が

詐欺師のニックはジュデイにおごってもらった大きなアイスを溶かして、

小さいサイズのアイスを大量に製造をしてそれを大量のネズミに売りさばき利益を得ました。

仕入れの方法がお涙ちょうだいのウソ芝居であること以外はなにも非難されることはない出来事です。

このブログも副業についての記事を書いてますのでこちらのメンタルブロックは解除しておいていただきたいのですが

転売そのものは悪いことではないですよ。

欲しい人に欲しい形で届けて喜んでもらうことを否定されることはないので安心して取り組んでくださいね。

むしろズートピアからはまとめ買いの購入で単価を下げて、個別販売で高単価でさばくという

卸売を使った小売販売の物販の王道について学ぶべきですね。

ニックの商才には学ぶところが多そうです。

ズートピアのここがスゴイ!挑戦に対する周りの反応と苦悩

自分の夢に向かって実力を磨き挑戦する主人公に対して周りの反応は冷ややかでした。

無理だ、やめておけ

そんなネガティブな反応がほとんどでした。

地方から都市部、日本から海外に

これまで取り組んでいたことから新しいことに取り組む時など

どのような境遇にも当てはまる反応であるかのように思います。

こういう奴らをドリームキラーっていいます

どうせ無理とか、どうせ無駄とか

やろうとしている自分のモチベを下げることを言う人が必ずいます

そういうのは全部無視しましょう。

それでも夢に向かって挑戦するのはジュディのこうありたいという信念があったからでした。

ズートピアのここがスゴイ!伏線回収とドンデン返し

子供だましじゃない、盛りだくさんの伏線とドンデン返しで最後まで息が抜けない。

鍵を握るのが人参型のペン

物語の中で人参型のペンが大活躍します。

ジュディがニックの脱税の証拠を録音し、捜査に無理やり協力させるのに使われたり

捜査の過程で不法侵入とならないように敷地内にペンを投げ入れてニックを追いかけてジュディが侵入した形にするために利用したり

ニックがジュディの弱気な発言を録音して二人が歩み寄るシーンに使われたり

ジュディがニックに正式に警察官になるための応募書類の申込用紙とともにペンを渡したり

ニックとジュディが協力して副市長ベルウェザーの陰謀を録音して証拠にするなど

一方が一方を支配するために使っていた道具であったペンが相棒として認めた意思を表示したり、

お互いの歩み寄りを助ける道具となったり、2人で協力して黒幕を倒す重要なツールとなったり

一つの道具が二人の間を行き来する中でお互いの信頼関係を高めているのがわかりますね。

最後のベルウェザーの陰謀を録音するシーンでは映像にはない打ち合わせのシーンを頭の中で想像してしますほどに息がぴったりでした。

最後にニックが新しい警察官に採用され、正式なバデイとなったシーンにはホロリと感動しました。

ズートピアのここがスゴイ!動物のサイズ感と仕草がガチでかわいい

実際に自然の動物のサイズでの作品で作られています。

なのでウサギに警察官が本当に務まるのかという心配は我々が一番感じるわけです。、

やっぱり肉食動物は威圧感があってなんだか怖い印象を持ってしまします。

ズートピアの世界にはネズミ専用の通路や、キリンに飲み物を届けるエアシューター、

道路には様々な大きさの車が走行しています。

ネズミが住んでる区画ではすべてミニサイズでできていてまるでミニチュアになっています。

また、動物の仕草もリアルで動きがまさにその動物だよねといった完成度です、

決めつけというのは恐ろしい

キツネだから嘘つきだとか、草食動物はおとなしいとかそういった一種の思い込みや決めつけ

というのは非常に恐ろしいですね。

自分自身が差別をしているということを自覚すらしていない可能性もあるように思います。

普段は社会的に非難される行動であるから抑えていた言動ですが、

自覚すらしていない場合は行動や振る舞いに出てしまうことから表面化して問題になることもありそうです。

正直に言うと多かれ少なかれ職業差別のようなものは存在しますし、街中でホームレスを見た場合での感じ方も人それぞれです。

差別が存在していてそのような気持ちを持ってしまっている自分に罪悪感を持ってしまうこともあるでしょう。

また、よく聞く言葉として〇〇人はマナーが悪いというようなことを聞きます。

これも正直いうと人によるだろうなという印象です。

日本人にもマナーの悪い人もいますし、マナーが良い人もいます。

少ないサンプルでざっくりとレッテルを貼ることで思考停止するほうが楽だからそのような考え方に陥ってしまうのでしょうね。

主人公のように潜在的に、誰もがもっている差別、偏見の問題に対するメッセージが裏テーマの素晴らしい映画でした。